50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

診断結果②

先生はMRIの写真とシンチグラフィの写真を診て
丁寧に説明して下さった。

結果は アルツハイマー型認知症

幻覚や幻聴があることから
レビー小体型認知症の疑いもあり
シンチグラフィをした事。

画像を見る限り 混合も考えられるが
診断としては、アルツハイマー型認知症という事だった。

今後の治療方針としては まず 唯一
アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症
両方に対応しているアリセプトという薬を使っていくとの話だった。

 認知症は治る病気では無いので
あくまで進行を遅らせるものだと説明された。

そこについては調べ尽くしていたので 動揺はなかった。

ただ、薬の副作用として
下痢や嘔吐、食欲不振など 不安要素の方が大きかった。

 約15分程、しっかり説明をして下さった。

 そして、本人への告知はどうしますか? と、先生から聞かれた。 

「本人には告知しないで欲しいです」

父ははっきりいった。

 最初は「認知症」と言わないまでも 
脳に少し異常があるから…くらいの告知はしてもらった方が、幻覚などの説明がしやすいのでは?と 思ったが
父の意思は固かった。

「分かりました」 

そして母も診察室に呼ばれた。

 とても不安そうだ。

 「今ね、検査の結果をお伝えしていたんだけど 脳梗塞や出血のあとは見られるけど、特に心配なものはなかったですからね!忘れっぽいのは年相応ですよ」

 母の目を見て優しく説明して下さり 
母も「良かった~」と安心していた。

 診察室を出て 
母が 「良かった~。なかなか2人の話が終わらないから 何かあったのかと思った」 
「何もないですよ(笑)年相応。大丈夫だよ」 
優しく… 本当に優しく母の背中をさすりながら 父が話す。

 嬉しそうに笑う母と
それを優しく微笑み返す父を見て
 絶対母を守るんだと言う 父の強い強い気持ちを見た気がした。

告知をしていたら 心配性の母のことだ。

きっと落ち込んでしまったにちがいない。

大切なこの2人を 絶対守りたい。

私も改めてそう思えた日になった。