50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

パニック

診察室に3人で入る。 


事前に撮ったレントゲンや血液検査。


 前回と変わらずだけど、数値は正常値になったとの 説明。


 肺マック症は現状維持で引き続きお薬を飲む。 


次回はCTを撮ります 


予約をとる 


その間、とにかく淡々と、早口で、


パソコンを ひたすら動かし…… 


これ……いつも2人で行ってて 


耳が少し遠くなっていた父はどんなに聞きづらいだろう……と気の毒になった。 


「何か他に聞きたいことはありますか?」 


するとは母は 

「右下腹がたまに痛いんです」 


そう……。たまにお腹をさすってた。 


良かった……自分で聞いてくれて…… そう思った矢先


 「右下腹ね……それは専門外なので僕はわからないですね。」


 はぁ?!? 


それはなくない?!


 たまりかねた私は 

「右下腹の痛みは……何科にいけばいいですか?」


 「消化器内科か……まぁ、普通に内科ですかね」


 怒りが込み上げるが 

とにかく私は手紙で頼んだ話を いつ話してくれるか…… その事でもはや頭がいっぱいだった。


 「はい。じゃ、次回は12月21日ですね。それではお大事に」 


え。 


えっ?!


 心臓がバクバクいい 血の気が引く。 


手紙……読んでない? 


どうしよう…… 


この機会を逃したら 母になんて説明すれば?! 


頭の中をぐるぐる駆け巡る


 考えてる暇は無い 


2人を外に無理やり出す 


そして先生に切り出した


 「先生。て……手紙は?読んでいただけましたか?」


 頭が真っ白なまま、声も震えてしまった。 


そして 先生の答えに 更に頭が真っ白になった。


 パニック状態になった。


  マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]