50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

帰りたい

旅行から帰ってから

 両親は自宅ではなく 引き続き、妹夫婦の別宅にいた。


 妹夫婦は本当に両親を大事にしてくれる。 


特に妹の旦那さんには感謝しかない、 


本当に良くしてくれている 


でも都内の別宅には2週間位滞在の予定が

3週間を超えていた

 父は本当に大丈夫なんだろうか・・・

 別宅はとても綺麗で素敵なマンションだけど 

自宅に戻りたいのではないだろうか・・


 父に聞きたいことが山ほどあったが 

常に母がいる状況下では2人で話すのは 難しかった 


ある日、妹に協力してもらい 父と二人で話す機会を作った。 


まず今後の方針を決めるには 拠点を決めなければならなかった。 


妹夫婦は別宅に是非住んで!と。


 妹夫婦の自宅も徒歩10分 


とても有難い提案だった。 


都内から電車で約1時間の場所に実家はある


 私は両親の家から車で約30分の場所にある。


 職場も都内。 


今後のことを考えたら 都内の別宅の提案はありがたい話だ


しかし私は父の本心がどこにあるのか  知りたかった 


住み慣れた家に戻りたいと思ってないのか・・


父は妹夫婦の提案にとても感謝していた。

だが、長い沈黙の後。

長年住み慣れた家に 

「帰りたい」 そう言ってがっくり頭を垂れた。


今後のことを考え

何が正解なのかも分からない



でも帰りたいという父の気持ちを聞け

私はホッとした。


同時にこれからどうなるのか

不安もあった。



まさに見えないトンネルの前に

みんなで立ちつくしているような

そんな感じだった。


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