50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

知識は武器になる

母はとにかく妄想がすごい……


 今までならとにかく 絶対!!

ありえない事を...

とても真面目に ...

とても真剣に話す。


 お父さんに女がいるの 


女が好きで困っちゃう…… 


夜に来てたのよ 


変だと思ったの…… などなど。 


ここでしっかり言っておくが

 母から父の浮気の相談をされた事など 1度もない。 


父の退職後に2人でイタリアに行ったり 

何をするのも一緒だった。

昔ながらの寡黙で厳しい人だけど 家族愛に溢れた人。 それが父だ。


 だからそういう妄想を聞く度に 

最初は頭に来ていた ...


こんなに痩せて

疲弊するほど 

母を大事にしてるのに ...


疑いの目でみて

 時に冷たい態度をとる母に 

正論で対応してたが

 「あんたはなにもわかってないのよ。今にわかるわよ」 みたいに言われ もう開いた口が塞がらないわけだ。


 でも思うのだ。 


母が1番嫌いなこの感じを

 自分がしてるなんて…… 


もし幽体離脱して

自分のそんな姿をみたら

 母はどんなに悲しむだろう 


父をいつも誇りに大事に思っていたのに……だ。


 切ない病気である。 


でも病気なのだ。


 仕方ないのだ。 


だからこそ、

正論でぶつかるのでなく 

何か方法はないか探した


 今は昔と違い調べれば認知症について いくらでも出てくる 


但し、正解は残念ながらない


 対処の仕方をとにかく学ぶ。


 知識は武器だ。 


メンタルで負けそうになる所を 


知識の武器でカバーしよう 


母も自分も苦しまないように。




  マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]