やっぱり変だよ...
マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]
翌日、不安な気持ちを抱えながら実家に行った。
いつも通りの母。
多少、動作はゆっくりだし ただ、お料理はいつの間にか父が主導になっていた。
まぁ、80だし年相応の感じか・・・
そんなふうに思っていたが 父が別部屋に行くと母は 「お父さんは女の人が好きなのよ」などと 言い出した。
寡黙で厳格な父と対極な話である・・・
おいおい・・ 大丈夫か?
なんか会話が変だな・・・
と思いながらも まぁ、許容範囲か・・・と お茶の席について3人で談笑してると 唐突に母は言い出した。
「そう言えば昨日話したでしょ? お風呂に人がいるって・・・」
あ~。母から話しをふってくれたなら 聞きやすいなと 父に軽く聞いてみた
「お母さんから昨日聞いたんだけどね .なにかお父さん知ってる?」
すると父は疲れたような表情を一瞬みせ
「何が何だかわかんないんだよ・・・」
そう言った。
今思えば幻覚が見えてる母は 父に何度も言ったに違いない
けど訳の分からないことを言う母に
「なにを訳の分からないことを言ってるんだ」
そんなやり取りが何度もあったのだろう 。
母は母で訳の分からない物が見えたり聞こえたりで
不安だったに違いない
父も相当不安だったはずだ
どうしよう・・・
そう思った自分の手が震えていた
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