50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

父のこと

第7波がだいぶ落ち着いた頃だったこともあり


 箱根に行く事にした。 


久しぶりの旅行に父も喜んでいた。 


父の事を少し書こう。


 父は厳格で寡黙な人である。


 The 九州男児!という感じ。 


ただ家族愛の強い人だ。 


うちは私と妹のふたり姉妹。 


私は昔から問題児だったから 随分迷惑をかけた。


 真面目な話 真剣な話を夜リビングで話す・・・・ みたいな感じが苦手だった。


 父と2人になると何を話していいか分からなかった。 


そうさせたのも 自分なのだが・・・ 


それについてはいつかまた 書いてみようと思う。 


そんな私と父の関係性も 

父が歳を重ね、少しずつ変化していた。 


4人でランチをした話を前回したが 

明らかに違和感を感じた私は その夜、父にLINEをした。 


2022年8月29日のことだ。 


「お母さんの認知機能が下がっているように思います。この3年ずっと我慢してたからきっと 限界なんだね。このままだと、コロナ云々より 認知機能が益々落ちて認知症になる気がします。 お父さんも大変だけど、みんなで支えるからね」 


この私のLINEに対し父は


 「ありがとう。本当にありがとう」 


この一文をみて涙が溢れた。


 父の事だ。


 私らに言わずにずっと1人で抱えていたに違いない。 


何故それに気づいてあげられなかったのか。


 激しい後悔に襲われた。



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