50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

幻覚再来

実家に戻ってからは 父と母の2人きりの生活だ。


 父もずっと母に付きっきりでは疲れるし 

なにより母がいると 認知症に関する書籍も読むことが出来なかった。 


私の仕事がオフの日に 母を連れ出しショッピングをすることに。


 母は私と2人の買い物をいつも楽しみにしていた。  


 「久しぶりに髙島屋で買い物しよ!」

 「あら。いいわね。 そういえば……ねぇ、うちに黒い長い服置いてった?」


 なんの話しだ? 


まさか……また幻覚!!? 


「え~っと(なんて答えよう💦)置いてったかも」


 「ほんと?良かった!」 ……


正解?! 


幻覚に対する対処は様々だ。


 適当に答えるのはNGとか とにかくいろいろある。 


100人いたら100通りあるわけだ。



 幻覚。 妄想。 母はレビー小体型認知症なのか……

ケ・セラ・セラ

 マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ] 

10月頭に父と母は元いた家に戻ってきた。

 約1ヶ月ぶりの我が家だ。

 この1ヶ月、妹の別宅では幻覚はなかった。 

さぁ……どうなるかな。 

私は実家から約30分の場所に住んでいる。 

何かあればすぐに行ける距離だ。 

私の仕事は週4日のフルタイム。 

花の仕事をしている。 

通勤に1時間半かかる。 

25年花業界にいて、仕事内容、給与面でも 満足のいく環境だ。 
……というより、本当に努力してきた。
 自分で言うのもなんだが 努力したからこその、今があるとおもっている。 

だから。 母の事がわかり 正直いつまで続けられる?と 思っている。

 大好きな仕事だ。

 けどいずれ辞めなきゃ行けない時がくるのかもしれない...

だから 今を精一杯やる。 

なるようにしかならんのだ。 

🎶ケ・セラ・セラ なるようになる! 

そう。自分に言い聞かせる、

明けない夜はない...はず

父の話では 

母は去年まで普通だった。 


今年から、変だな・・と思うことが増えたらしい


 幻覚もそのひとつだ。


 しかし私ら姉妹に迷惑をかけまいと 

1人で介護するつもりだったらしい。 


会社勤めをしていた時は

トップの位置にいた人だ。


その几帳面で真面目な父が

母の世話をし、食事を作り

家事を当たり前にやるようになっていた。



だが、妹の目から見て

 父もかなり疲れているし 

とにかく私達姉妹が二人を見てあげきゃダメ!と

甲斐甲斐しく世話をしていた。


赤阪の別宅にいる間。

家事の一切をやっていた。

買い物もすべてしてあげていた。


勿論、多少は任せていたぶんもあるが

父は「自分らしい生活をしたい」

と言っていた。


私は母が変だと気づいたのは 本当にこの1ヶ月の話だ。


 それまでは2人で普通に生活してた訳だ。

 (大変には違いないが) 


なら。 まだちゃんと二人でやれるはず。 


誤解しないで欲しいのは 


面倒臭いから・・などという理由ではないのだ。 


できる所までは2人でやり

私らは今まで以上に

 「サポート」するスタンスでいいのではということ。 


大きなスーパーに二人で行き

 「今日はなににしようか?」

 「あ!これおいしそうね!」とか。 

「さぁ。洗濯を干そう」 

「今日はゴミの日だな」

など 父は当たり前に自分でやれることは

 やれるうちは自分でやることを望んだ。


 なら、私らは父のしんどい部分を サポートするスタンス。


 正直。妹とは意見の食い違いでぶつかった。 


 でもお互い「介護はしたくないからあんたがやってよ!」


とかありがちなそれではない。 


父を母を思いすぎる気持ちが行き過ぎて


 ボタンの掛け違いが起きていたように思う。


出口のないトンネルの入口にたち 

毎日泣いていたけど いずれにせよ治るもんではない


 なら。


 どうやったら楽しく


尚且つ


両親が楽しく生きてきた


人生の生活レベルを今まで通り保ちながらやるか


 そっちに頭をシフトすることにしたのだ。


  「甘い!」 

「認知症舐めてるわ」 

そう言われそうだが 仕方ない。


 ある程度の抜け感をもってやるつもりだ。 


しかもこの時はまだまだ起きる様々な難題が

どのようなものなのか


皆目検討もついてないのだ!


これは自分記録であり 

自分を鼓舞するブログ。 


いつか、同じことで悩む人の参考に 少しでもなればいい。 


「明けない夜はない」・・・・はずだ(笑)


  マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]