50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

認知症の薬①

認知症は基本治る病では無い


薬も一般的な病気と違い

飲むか飲まないかは家族の判断に委ねる……

みたいなとこがある。


私の母はアルツハイマー型認知症


処方された薬はアリセプト


日本で認知症の薬として認可されているのは

以下の4種類のみ 

•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆ 


○アリセプト 

アルツハイマー型認知症などによる記憶障害、見当識障害といった症状に効果のある治療薬です。 発疹、食欲不振、下痢などの副作用があらわれることもあります。 心不全や胃潰瘍といった重い症状が出てくる場合もあります。


○レミニール 

軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の進行を抑制する治療薬です。 副作用としては、尿路感染、食欲不振、嘔吐、下痢が一般的です。 重大な副作用として失神などの症状がでる可能性があります。


○イクセロンパッチ・リバスタッチパッチ イクセロンパッチとリバスタッチパッチは、軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の進行を抑制する貼り薬です。 貼り薬であるため、副作用には皮膚のかぶれや痒みが出ることが特徴的です。 また、貧血や嘔吐などにも注意が必要で、心筋梗塞などの疾病を持っている方が服用する際は注意すべき治療薬となっています。


○メマリー 

アルツハイマー型認知症の患者の神経細胞障害や記憶、学習能力の障害を抑える治療薬です。 副作用として頻尿、頭痛、めまい、不眠といった症状があらわれる場合があります。 また血糖値が上昇することもあるようです。


先生のお話を聞いていて

あくまで進行をゆるやかにするもので 治す薬では無く

人によっては体調不良をおこすなど不安要素が大きかった。


いや。 なんなら不安しかなくないか?? 


とりあえず薬は貰った。


が。


 私の腹は決まっていた。


父はどう思っているだろう。


  マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界2 [ 遠藤英俊 ]

診断結果②

先生はMRIの写真とシンチグラフィの写真を診て
丁寧に説明して下さった。

結果は アルツハイマー型認知症

幻覚や幻聴があることから
レビー小体型認知症の疑いもあり
シンチグラフィをした事。

画像を見る限り 混合も考えられるが
診断としては、アルツハイマー型認知症という事だった。

今後の治療方針としては まず 唯一
アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症
両方に対応しているアリセプトという薬を使っていくとの話だった。

 認知症は治る病気では無いので
あくまで進行を遅らせるものだと説明された。

そこについては調べ尽くしていたので 動揺はなかった。

ただ、薬の副作用として
下痢や嘔吐、食欲不振など 不安要素の方が大きかった。

 約15分程、しっかり説明をして下さった。

 そして、本人への告知はどうしますか? と、先生から聞かれた。 

「本人には告知しないで欲しいです」

父ははっきりいった。

 最初は「認知症」と言わないまでも 
脳に少し異常があるから…くらいの告知はしてもらった方が、幻覚などの説明がしやすいのでは?と 思ったが
父の意思は固かった。

「分かりました」 

そして母も診察室に呼ばれた。

 とても不安そうだ。

 「今ね、検査の結果をお伝えしていたんだけど 脳梗塞や出血のあとは見られるけど、特に心配なものはなかったですからね!忘れっぽいのは年相応ですよ」

 母の目を見て優しく説明して下さり 
母も「良かった~」と安心していた。

 診察室を出て 
母が 「良かった~。なかなか2人の話が終わらないから 何かあったのかと思った」 
「何もないですよ(笑)年相応。大丈夫だよ」 
優しく… 本当に優しく母の背中をさすりながら 父が話す。

 嬉しそうに笑う母と
それを優しく微笑み返す父を見て
 絶対母を守るんだと言う 父の強い強い気持ちを見た気がした。

告知をしていたら 心配性の母のことだ。

きっと落ち込んでしまったにちがいない。

大切なこの2人を 絶対守りたい。

私も改めてそう思えた日になった。

診断結果①

2022.11.24 


前日は一睡も出来なかった… 


いや… 本当に一睡も出来なかったのは初めてだ。 


情けないが、頭の中でもうありとあらゆることを考えていた。


寝なきゃ…と思うほど 全く眠れなかった。


クタクタの状態で職場へ。


この日に限ってとんでもなく忙しかった。


13時に退社する予定が全くできず

ギリギリ13時半に退社。


病院までの道のり。


激しい目眩と疲れで 


「倒れたら話が聞けなくなる!倒れちゃダメだ」 それだけを考え歩いた。


母たちは既に病院についていて 私の顔を見ると 母は嬉しそうに手を振った。


そして 「来てくれたのね~。ごめんね~。 今日もまた病院で…もう何回も嫌になるわ 忙しいのにごめんね」 そう言って何回もわたしに謝った。


結局そこから30分待たされた。


受付番号は147番。


告知は本人にしないで欲しいと伝えてある


 これは父の強い強い希望だ。


診察室には父と私が先に入る手筈になっている。


146番。


 いよいよ次だ……


 だがなかなか呼ばれない。


もう口が乾き 


心臓が痛く


無邪気に話しかけてくる母への応対も ちぐはぐになるほど 緊張してしまっていた


 5分ほどしてやって呼ばれる。


いつもの看護師さんが来て 


「お母様は別室で少し待っててくださいね!」


と 母を連れていってくれた。


さぁ。 何を言われるんだろう。