50代女の楽張る介護ブログ

アルツハイマー型認知症と診断された母の介護記録でこざいます〰️

不安

診察の予約時間は14時から14時半だ。


 母に気づかれぬよう受付に事情を話し 

手紙を渡したかったので 12時半には病院に行った。


 受付の人は事情を聞いてくれ、

先生に手紙を渡すことを了承してくれた。 


果たして先生は手紙を読み 

そして、母に話をしてくれるだろうか……


 不安でしかなかった。 


その後、母たちと落ち合う。 


事前に私も付き添う話をしていたから 

母は驚くことなく 楽しそうに私と話をした。


 ここから約2時間。 


ただただ不安だった。 


父も同じ気持ちだったろう。 


受付番号0158の表示が着くのを ひたすら待った。 


「0158」 



さぁ。 深呼吸していこう。


 どうかうまく行きますように……



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  マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]

どう切り出せばいい?

2022.10.19 


この日は大学病院での定期診断だ。 


母は肺マック症という持病があり、もう10年以上 この大学病院にお世話になっている。


 約半年ぶりの診察だ。


 しかし、私と父にはこの日は別の意味を持つ 

緊張の日であった。 


26日に認知症の病院を予約している。 


この病院に行くためにはまず、紹介状がいる。


 そして、なぜ脳のMRIを撮らなければならないのか 

ただでさえ、家族の言動に敏感になっている母に

 どう病院に行く説明をすれば良いのか 

考えても考えても答えが出なかった。


 母は幻覚や、妄想があり 認知機能も下がっている。


 しかし、ある面ではまだまだしっかりしてる。


 だからこそ…


明らかに認知症の検査に連れていく! と分かれば、

本人はすごく不安になるに違いないのだ。


 予約している病院に相談すると 

かかりつけ医から上手く話して貰えたら 自然ですよね 

と助言をいただいた。 


そうか! 

健康診断のついで……とか上手くいってくれないだろうか…… 


父と相談し、診察前に手紙を書いて渡すことにした。


 何度も書き直した……


 10月19日の診察…… 


うまくいくだろうか……


 先生は話をしてくれるだろうか…… 


家事をしていても

 仕事をしていても 

なにをしていても

ふと気付くと その事ばかり考えていた…… 


そして、当日を迎えた。


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  マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 (健康実用) [ 川畑智 ]

トイレ事情

日々の生活の中で困ることがある


 それは出先のトイレだ。


 母と買い物に出て、トイレに入った時。


 なかなか出てこない。


 不安になり、扉の前まで行き 


「どした?」

 そっとドアが開き 

「流すところがないのよ……」


 なるほど。


 レバーが便座の後ろにあり分かりずらい。


 またある時は「流す」と表示はあるが 

「かざす」タイプのもの 


またはウォシュレットと同じ場所にあり

 沢山並ぶボタンのひとつを押すもの ……と、

どれもちがうのだ。


 ある日、上野駅のトイレに入った。

  そう。 こんなふうに書いてくれたら、

きっとわかる。 


たまにトイレを流さない状態の場所にでくわし 


「うわっ……なんで流さないわけ?」 と、

何度も思った事がある。 


もしかしたら。 


流さない……のではなく 


「流せなかった」 のかもしれない。 


母の事がなければこんな事に思いを馳せることは無かったに違いない。


 自分の身に起きた時に初めて気付く。


 気づいた時から始めたらいい。 


困っている人がいたら見逃したくない。 


それはほんの少し勇気がいる。 


だけど、そういうこともきっと自分成長につながる。